完司さん。おめでとうございます

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第7回現代川柳の集い「日本現代詩歌文学館館長賞」

本賞は平成9年度より4年に一度川柳文芸の一層の発展を目的として開催している「現代川柳の集い」を記念して、「集い」開催年の前年までに刊行された川柳句集の中で、最も優れた作品集を選んで顕彰するものです。

      おめでとうございます

「新家完司さんの 新家完司川柳週集(七)令和元年」が受賞された。

 本立てから「令和元年」を引っ張り出して再読してみた。鑑賞とは遠くて未熟な私の、雑感・つぶやきなどで、大きくザックリと分けてみたが、ザックリすぎると文句があるとは思いますがお許しください。

令和の完司親分の、今を赤裸々に分かりやすい川柳にしているのが、手に取るように感じ取れる。読んでいて飽きない、笑える共感が得られる。

    「句集から」

・どれぐらいあれば「金持ち」なんだろう

   貧乏な庶民的感覚とも自分は金持ちか?庶民か?

・我が胸のマングローブも失せてゆく

   マングローブは、いろいろに取れてこの句集の中では珍しく思えた

 「違反」(隠していそうだが相当痛い目に合っていそうだ)

・経験で覆面パトはすぐ解る

・爺さんであるが暴走族である

・速度制限守ると眠くなる

・警察には何度も世話になっている

「観察眼」 (鋭い感覚と感心させられる語群、表現の上手さ)

・「パスタ」カタカナ「うどん」ひらがな「蕎麦」漢字

・ヒヨコはかわいいブロイラーはうまい

・美しい地球にばばっちい僕等

・情熱はレッド理性はコバルトブルー

・晴れた日はシャンソン雨の日は演歌

 「酒」 酒の句の多くはカットしました)

アニサキス殺す焼酎ストレート

・酒が旨くてチェ・ゲバラにはなれず

・このいのち朽ち果てるまで飲み歩く

 「弱気」老いた親分が弱気になっている。まだしぶといはずだ)

・老朽船ですがまだまだ沈まない

・シャカシャカと柩に入るまで歩く

・シベリアの風と闘うゴング鳴る